HITOYOSHI CO., LTD.

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2017.10.20  |  COLUMN

家庭用アイロンのかけ方 総集編

○準備

用意するものは

・アイロン

・アイロン台

・霧吹き

家庭用アイロンの備え付けのスチーム機能は

水蒸気が不足しがちなので、

別で霧吹きスプレーを用意します。

霧吹きの中身は水道水で構いません。

竹長工場長のおすすめ、

ファ○リーズの空容器を再利用するのがおすすめ、

水蒸気が細かく噴霧されるので効果的らしいです。

 

釦を全部外します。

 

○衿

衿は重要なポイント!

衿は2つのパーツに分けられます。

羽根衿、台衿です。

羽根衿→衿上部の折り返されるパーツ

台衿→首に沿う棒状のパーツ

この二つのパーツは縫い合わせると立体になり、

平たく置くのが難しくなります。

そこで羽根衿・台衿の順番でパーツを分けてかけていきます。

アイロン台の上にネームが上に見えるように配置します。

まずは羽根衿から、

羽根衿は2枚の生地と1枚の芯地で構成されており、

表と裏で大きさが異なります。

※折り曲げたときに羽根衿の内周と外周で距離差が発生する為、

綺麗にロールが出るように型紙で調整しております。

表裏の大きさが異なる羽根衿を片側から一方方向にかけると

片方の衿先にシワが寄ってしまいます。

それを防ぐ為に両サイドの衿先から中央にシワを寄せるイメージでかける!

台衿も同じく端から1/3くらいのところまでアイロンかけます。

残りの中央部分は後にします。

次は羽根衿を折る位置を決定します。

前肩の縫い目の位置に羽根衿の反りを合わせたところで、

羽根衿の折り目を決めます。

折り目を決定したら、

またネームが上に見えるように配置します。

前肩の位置で約5mmの折り返し巾が見えるはずです。

片手で第一釦を持って

首に沿うように立体的に

残りの台衿中央部分をアイロンかけます。

このときに衿先部分にはなるべく

アイロンの折れ目を付けないでください。

より自然な衿先のロールを楽しんで頂きたいからです。

 

○肩

肩は袖と縫い合わされて立体になる部分です。

ポイントは2つ、

・アイロン台をうまく使うこと

・衿を立てること

アイロン台の角に袖山がくるように配置します。

この時に衿を立てると格段にかけ易いです。

袖の縫い目で止めて下さい。袖山はシワになりやすいので後でかけます。

片方の肩が終わったら、

アイロン台のもう一方の角にシャツを滑らせて

逆肩を同じように角に配置してかけます。

 

○身頃

左前身頃→ 後身頃→ 右前身頃 の順番で

ぐるっとアイロン台の上で一周させるイメージです。

面積が大きい部分なので、霧吹きをしっかり吹き付けると小じわも消えると思います。

※洗いのシャツにわざと小じわを残すのも一つのテクニック、

大きなシワだけ消すのであれば、霧吹き無しでもokです。

 

アイロン台の角に袖山がくるように配置します。

シャツの前立てを優しく引っ張りながら、

アイロン台の幅いっぱい使って効率良くかけていきます。

左前身頃、終了。

そのまま かけた部分を(左前身頃)手前側にすべらせて、

次は後身頃(左側)、

同じく袖山をアイロン台の角にセット、

よく霧吹きをかけます。

後身頃(左側)、終了。

同じように手前側にすべらせて、

次は後身頃(右側)、

同じく袖山をアイロン台の角にセットして、

後身頃(左側)、終了。

シャツによってデザインが異なりますが、

このシャツには後ヨークの真ん中にボックスプリーツがあります。

アイロン線の好みは分かれるところですが、

自然な感じでいくには

折り目を整えてプリーツの上から優しくかけて、

その後

ヨークからおおよそ10CM~15CM下辺りのところを目安に

プリーツを広げながら下から上にかけます。

 

最後は右前身頃、

同じく袖山をアイロン台の角にセットして、

袖の縫い目もアイロンのエッジを使って優しく、

押さえつけないでアイロンは滑らせるイメージ

ボタンとボタンの間をかけて、

※この部分はボタンをとめると見えないところです。

急ぎの場合は省略できますが、、、

前立て端をやさしく伸ばしながらかけます。

身頃は終了です。

 

○袖

袖には剣ボロと呼ばれるパーツが有ります。

剣ボロを上向きに台の上に置きます。

脇下の縫い目が端にくるように

袖筒を多少整えて

下側の生地にたるみがないように!

下側の生地も同時に仕上げたいので

多めに霧吹きを!

アイロンのエッジを使って

袖付け部分をやさしく当てます。

袖付けの縫い目より先には行かないでください。

次は脇下の縫い目を軽く引っ張って

その上をアイロンでまっすぐ進みます。

脇下から上に向かいます。

袖にアイロンの折り目を付けたくない場合は端で止めてください。

そのまま手先まで向かいますが、

カフスの近くにはタックが有ります。

この状態だとかけにくいので

カフス付近は後にします。

写真の位置くらいで止めておいてください。

次はカフス、内側からかけていきます。

カフスは内側と外側で円周差が有るので

大きさを変えています。

より立体になるように設計されている為、

一方方向からかけるとどうしても端にシワが寄ります。

カフスの両端から中央部分にシワを寄せるイメージです。

逆端からも内側に向けてシワを寄せます。

片方の手で剣ボロのあき止まりを持って

カフスの中央付近のシワを均等に押すイメージでかけます。

剣ボロを持つ手をアイロンの動きに合わせるとカフスがコロコロ転がります。

着用時の手首の立体感をイメージしながら!

先ほど残していた部分、

タックをつまんで整えます。

内側から優しくタック部分を押えます。

袖のアイロン終了です。

上側からのみアイロンをかけましたが、

下側に小ジワが残っている場合は

最後にひっくり返してかけてください。

 

右袖も剣ボロが上に向くように配置して

同じ手順でアイロンをかけます。

 

これですべての手順が終了です。