HITOYOSHI CO., LTD.

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2017.05.02  |  COLUMN

家庭用アイロンのかけ方 衿編

用意するものは

○アイロン

○アイロン台

○霧吹き

家庭用アイロンの備え付けのスチーム機能は

水蒸気が不足しがちなので、

別で霧吹きスプレーを用意します。

霧吹きの中身は水道水で構いません。

 

竹長工場長のおすすめ、

ファ○リーズの空容器を再利用するのがおすすめ、

水蒸気が細かく噴霧されるので効果的らしいです。

 

衿は重要なポイント!

最初は衿から紹介させて頂きます。

衿は2つのパーツに分けられます。

羽根衿、台衿です。

羽根衿→衿上部の折り返されるパーツ

台衿→首に沿う棒状のパーツ

この二つのパーツは縫い合わせると立体になり、

平たく置くのが難しくなります。

そこで羽根衿・台衿の順番でパーツを分けてかけていきます。

アイロン台の上にネームが上に見えるように配置します。

まずは羽根衿から、

羽根衿は2枚の生地と1枚の芯地で構成されており、

表と裏で大きさが異なります。

※折り曲げたときに羽根衿の内周と外周で距離差が発生する為、

綺麗にロールが出るように型紙で調整しております。

表裏の大きさが異なる羽根衿を片側から一方方向にかけると

片方の衿先にシワが寄ってしまいます。

それを防ぐ為に両サイドの衿先から中央にシワを寄せるイメージでかける!

台衿も同じく端から1/3くらいのところまでアイロンかけます。

残りの中央部分は後にします。

次は羽根衿を折る位置を決定します。

前肩の縫い目の位置に羽根衿の反りを合わせたところで、

羽根衿の折り目を決めます。

折り目を決定したら、

またネームが上に見えるように配置します。

前肩の位置で約5mmの折り返し巾が見えるはずです。

片手で第一釦を持って

首に沿うように立体的に

残りの台衿中央部分をアイロンかけます。

このときに衿先部分にはなるべく

アイロンの折れ目を付けないでください。

より自然な衿先のロールを楽しんで頂きたいからです。