HITOYOSHI CO., LTD.

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2017.07.07  |  COLUMN

家庭用アイロンのかけ方 袖編

袖には剣ボロと呼ばれるパーツが有ります。

剣ボロを上向きに台の上に置きます。

脇下の縫い目が端にくるように

袖筒を多少整えて

下側の生地にたるみがないように!

 

下側の生地も同時に仕上げたいので

多めに霧吹きを!

 

アイロンのエッジを使って

袖付け部分をやさしく当てます。

袖付けの縫い目より先には行かないでください。

 

次は脇下の縫い目を軽く引っ張って

その上をアイロンでまっすぐ進みます。

 

脇下から上に向かいます。

 

袖にアイロンの折り目を付けたくない場合は端で止めてください。

 

そのまま手先まで向かいますが、

カフスの近くにはタックが有ります。

この状態だとかけにくいので

カフス付近は後にします。

写真の位置くらいで止めておいてください。

 

次はカフス、内側からかけていきます。

カフスは内側と外側で円周差が有るので

大きさを変えています。

より立体になるように設計されている為、

一方方向からかけるとどうしても端にシワが寄ります。

カフスの両端から中央部分にシワを寄せるイメージです。

 

逆端からも内側に向けてシワを寄せます。

 

片方の手で剣ボロのあき止まりを持って

カフスの中央付近のシワを均等に押すイメージでかけます。

 

剣ボロを持つ手をアイロンの動きに合わせるとカフスがコロコロ転がります。

着用時の手首の立体感をイメージしながら!

 

先ほど残していた部分、

タックをつまんで整えます。

 

内側から優しくタック部分を押えます。

 

袖のアイロン終了です。

 

上側からのみアイロンをかけましたが、

下側に小ジワが残っている場合は

最後にひっくり返してかけてください。

 

右袖も剣ボロが上に向くように配置して

同じ手順でアイロンをかけます。